台湾で月収○○万円の仕事に応募者がすごいことに!?
どうも、台湾と日本で行ったり来たりしていまし。Iku老師です。さて、先日台湾ですごいニュースになっていたことがあったので書いてみたいと思います。
大手企業の募集
台湾の「台電」という会社が、社員募集をしたところ、新聞やニュースで大々的に取り上げられるほどのことが起きました。応募者の数が尋常じゃなかったのです。
月収3万元でこの応募数
さて、ともなると気になるのはその仕事の待遇ですが、なんと月収は3万元でした。
…あれ?3万元というと、日本円で約10万円程度です。しかし、このお値段で、大学院を卒業したエリートもたくさん応募していたのです。(聞くところによるとボーナスがなかなかいいらしい…。)
台湾で以前から話題の22k
台湾で話題になった言葉があります。それは「22k」という言葉です。これは月の収入が2万2千元ということですが、これは日本円で6万円を超える程度。台湾に来たことがある人はよくわかると思いますが、正直生活していくにはかなり厳しいと思います。台湾の物価は日に日に上がり続けているからです。以前はお弁当50元なんてお店も多かったようですが、現在は100元以上のお店もざらにあります。それなのに実際かなりの会社がこの「22k〜25k」という額で応募をしてます…
そこに出てきた新卒3万元という応募
そこにあらわれたのが新卒でも3万元という今回の「台電」の募集です。この会社は台湾では知らない人もいないくらいの大きな企業ですから、この不景気の中、傾きにくいネームバリューのある会社を選ぶというのもうなずけます。日本でも小さな子どもが公務員になることに憧れたり…まぁ、なんとかして安定したいという気持ちがあるのでしょう。ただ、正直物価の急騰している現在の台湾で、この金額はまだまだ厳しいと言わざるをえません。
台湾の家賃はどれくらい?
台湾の家賃は、安いところで6000元程度、一般的なワンルームで1万元くらい。ただ、キッチンなどがしっかりとついていて、交通も便利となると15000元から20000元程度のところもざらにあります。そうすると、お給料のかなりの割合を家賃にとられてしまうことになりますね。
なので基本共働き
だから台湾は基本的に共働きの家が大半を占めています。じゃあ子どもはどうするのか?それは、おじいさんおばあさんに面倒を見させる親が多いです。そして仕事が終わったら会いに行くという状態です。または、両親と同居している人も多いです。
じゃ、不況なの?
はい、台湾は現在大不況です。お給料は20年前から上がっていないと言われています。しかし、この状態の中、若者が企業したり、突然勢いのある企業が出てきたりということも多々ありますので、完全に落胆する必要もないと思います。いつの日も、こういった逆境でこそ新しいパワーが生まれるのですから。