台湾人によく「だいたいでいいよ」って言われるけど、日本人の僕は…
みなさんこんにちは。
台湾と日本で行ったり来たりの仕事をしています。
いくです。
今日は台湾で仕事をしている時によく思うことを
みなさんに紹介したいと思います。
よく言われること
さて、台湾人と仕事をしていると、よく「だいたいでいいよ」と言われます…
例えば、資料を集めて発表や講演をする時、そして、新しい企画を練り上げている時、
台湾人から「だいたいでいいからね」と言われます。
でも、これは僕の性格でしょうか、それとも日本人だからでしょうか。
ちょっとこう言われた時に言い返したくなるんです。
逆にわからんと。
そのだいたいってどれくらいですか…と。
一体大体のレベルがわからんのです。手を抜けということではないでしょうが、
あんまり力を入れるなということでしょうか。肩の力を抜けということかな…。
考えれば考えるほど頭の中がこんがらがっていきます。いやいや、だいたい…ってこんなに難しいとは思いませんでした。でもね、そんなこんなで考えながらやっていると、結局はいつものようにやりこんでいるわけです。
そうするとその結果…
めっちゃ褒められる
やりこんで、がっつり本気のものをいつも出すわけですが、そうするとめっちゃくちゃ褒められます。いやぁ、やっぱりいくはしっかり頑張っているね。完成度が高くていいねと…。あれっ、さっきだいたいでいいよっていいましたよね。それは…なんだったんでしょうか。あれはうーん…えーとっ。
どないせいっちゅうねん
いや、ということはですよ、やっぱりだいたいというのは手を抜けということではないわけですよ。本当に手を抜いたり、80点のものを見せたらこれはがっかりされるんでしょうな。このだいたいでいいよというのは、「ちょっとした思いやりを見せてたよ。」という相手のパフォーマンスなのだと思っています。ほら、俺はあまり無理するなと声をかけたよっ。という感じでしょうか。
もしくは相手側の心の保険かもしれません。そう先に自分で相手に行っておいて、できあがってそこそこのものが出てきた時、まぁ、だいたいでと自分からも話したし…みたいな。実際のところ、だいたいのものを持っていく人も多いですからね。一緒に仕事をした人がだいたいそこそこのものを持ってきて、困ったことが多々あります。
惑わされてはいけません。
上で話した通り、口ではだいたいと言っていながら、台湾の人はいいものができてくるのに期待をしていると思います。いやっ、本当にだいたいそこそこでひどいものを出す人が多いので、ここでがっつり本気のものを見せることができたらこっちのものでしょう。台湾人が言ってくるだいたいに惑わされず、本気で出した方がいいですよ。