satoikuのブログ

海外と日本を行き来する語学書籍作家が、海外生活や国際結婚の面白さと語学学習のポイントを紹介します!!

「語学学習のコツ」わからないことにとらわれ過ぎないようにしよう

おはようございます。台湾と日本で行ったり来たりをしています。

いく老師です。さてさて、今日も語学学習でのちょっとしたポイントについて

紹介したいと思います。

わからないこと、全部調べていませんか?

 語学書などを読んでいるとき、わからない言葉を見つけたら、あなたはどうするでしょうか?もしかして…一字一句全てを調べていますか?「はい」の人、大変な道を歩んでいらっしゃる!

全部は調べなくて良いんです。

 几帳面な学生さんたちをみていると、文章の隅から隅まで、全ての言葉を調べないと気が済まない人たちがいます。そして、自らわからないことが多すぎる…とその事実に驚愕しているのですが、みていてちょっと辛すぎます。もちろん、そういう人たちが成長しないかといえばそうではありません。全く調べない人よりも成長しますが…

完璧主義は途中で失速しやすい

 そういった完璧主義の学生は途中で失速してしまったり、嫌になったりしてしまって、失速してしまう人が多いように思いますちょっと肩に力が入りすぎなんですよね。

もちろんがんばりたい!という気持ちはいいのですが、いくらなんでも全てを調べつくす!というのはやりすぎです。

母語話者でも全てのことはわかっていない

 例えば僕は日本語の母語話者ですが、本を読んだり、ニュースをみたりしたとき、全ての内容は理解していません。会議などのときもそうでしょう。わからない単語があったり、「ん?」と思うことは正直ありますが、その前後関係を読み取れれば、だいたいの内容がわかって、調べなくとも文脈は掴むことが出来ます。

 

 外国語の学習の際にも同じです。僕は中国語で仕事をしていますが、まだまだわからない言葉はたくさんあります。それでも、ある程度のレベルまでいけば、文脈や相手の表情、前後関係などのヒントを掴みながら、会話をすることは可能です。

わからないことは6割調べよう

 かといって、100%学生が調べなくなると困ります。いやいや、先生調べなくても良いじゃんって言ったじゃん。はい、ごめんなさい(謝ったぁ!)。6割は調べましょう。そして、調べるときにはその単語を自分が今後も使う可能性があるか、それを常に意識して調べるようにしましょう。

 例えば、「歩く」という単語と、「ハイキングする」という単語だと、どう考えても「歩く」のほうが使用頻度は高いでしょう。こういう何度も出てくる単語に出くわしたら頭をフル回転させて調べましょう。

 いかがでしょう。全部調べる!というのより、ちょっと簡単だと思いませんか?

調べすぎず、半分でもわかったらまず拍手。そして、わからなかったところで、必要そうな部分をちょっと調べて、次の挑戦をしましょうね。