satoikuのブログ

海外と日本を行き来する語学書籍作家が、海外生活や国際結婚の面白さと語学学習のポイントを紹介します!!

【作家になりたい人へ】20冊以上本を書いた僕が話す。本を書くその前に考えてほしいこと。

  みなさん、こんにちは。台湾と日本で行ったり来たりのいくです。

さて、僕は語学書籍の作家として、これまで20冊以上の本を出版してきました。

(あっあと最近漫画を出版しましたよん…)

今回は本を出版するということについて話してみたいと思います。

 

出版はホームラン以外全部ゴロ

  まず、考えてみていただきたいのは、あなたが電車に乗った時、何人の人が本を見ているかということです。さぁっ、どうでしょうか。思ったよりも多いですか。それとも全然いませんか。まぁ結果は言わずもがなでしょう。つまりはそういうことなのです。それが市場なのです。

 

 今はネットを見れば無料でたくさんの素晴らしい内容がみられる時代です。アプリを見れば面白い内容があなたに合わせてまとめられています。以前のような新しい情報を得るには紙を見るしかないという時代とはもう変わってしまいました。驚きを得るのは紙の本だけという時代はもう過去の物となりました。

 

そして本を作ることはどんどんと簡単になっています。

 僕が本を書くようになってからはもうソフトウェアを使っての作業が当たり前と成っていましたが、以前、本を作るということは一つ一つ紙をはったり、切ったりと、細かな手作業で行っていたということです。ソフトウェアが進歩していくにつれて、どんどんと新しい効果を作ることができるようになっています。そして少ない人数でハイレベルの物ができるようになってきました。今後、ソフトウェアがさらに進歩すれば、ブログのフォームを選ぶように、誰でも簡単なレイアウトができるようになると思います。そうすれば、本を書くということへのハードルはさらに低くなるでしょう。

 

それでも私は本のほうが好きだけど…。

 紙の手触りが好き、紙の匂いが好き。私もそうです。左手で感じる残りのページ数に、喜びと悲しみを感じる。そう思いながら毎日毎日本を読みふけっていました。ありがたいのですが…。この時代の流れはもう変えることはできないでしょう。幸いなのは、紙の本を読むということが当たり前の世代がまだいるということでしょうね。

 

本を書いて印税生活

 挑戦してみることには大いに意義があるとは思いますが、単純に紙の本1発にかけるというのはあまり…おすすめしません。ホームランが打てる可能性はガクンと下がるでしょう。でも、本を書くのに本当に労力がかかります。生活からたくさんの時間を奪われ、心を削って書いていくような物です。

 

 せっかくこのネットの時代なのですから、もっと戦略的に自分をプロモーションしていきながら、未来の読者の人に自分に興味を持ってもらうというのが良いのではないかと思います。そうすれば、一つの方法に頼らずにたくさんの方法を絡めながら確立を高めていくことができると思います。紙の本は今後今のようなあり方を続けることは難しいとは思います。

 

 しかし、それはコンテンツがなくなるということではなく、見せ方が変わるということだと思うのです。作家になることを目指す人は、腕を磨くこと以外に、市場を調査する目を磨くことと、そして今の時代にあった「見せ方」を研究されることをお勧めします。